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子育ち論11

昨日お話した薄着の話。

子どもたちの体温調節機能を育むためにも、適切な衣服調整と薄着の大切さをお話しましたが、今日からその薄着がいい理由を話していきましょう。

まずは、「動きやすさを確保」するためです。

特に冬場の話になりますが、大人の感覚で「寒そう」「かわいそう」と思って厚着をさせてしまうと、子どもたちは動きずらくなってしまします。ただでさえ大人よりも体をうまく使えないのに、さらに窮屈にしてしまうのは、それのほうがかわいそうです。

人間は、生まれながらにして「走りたい」や「跳びたい」などの欲求をもっているものです。

子どもたちが、自由に思い切り活発に活動できるような、環境をつくっていきたいものです。

ここに、薄着の習慣が結びついてきます。

本当に寒いときには、本能的に体が縮こまり、「寒さに耐える」ことにエネルギーを使おうとするため、動かなくなります。

逆に考えると、寒い中で薄着でも、活発に活動している間は体温もあがっているのです。

この時厚着をしていると、動きづらくなってしまいますし、必要以上に汗をかいてしまい汗が乾き身体が冷え、風邪をひきやすくなってしまいます。

夏場は通気性の良い衣服を選び、冬場は大人マイナス一枚の薄着を意識して、子どもたちが活発に動きまわれる環境をつくりましょう!!

明日は、別の理由をお伝えしますね。