昨日からの続き。。。
そんなこんなで新保育指針・幼稚園教育要領・認定こども園教育指導要領が改訂されたわけですが、
どんな過程があろうが、我々現場には決まった形でおりてくるわけです。
昨日も言ったように、私個人の意見としては、「10の姿」のような子どもの育ちに対する指標のようなものを作ってしまうと、
その価値観にとらわれて、「その指標に近づけよう」とか「そうなるように指導しよう」のようなことを意識した
保育が行われてしまう危険性があると思うんです。
でもまぁ、実際に出されてしまったものなので、前向きにポジティブに捉えていくしかないわけで。。。
「10の姿」は、ざっくり言うと「生きる力」だと思います。
「生きる力」を育むには、「自己肯定感」を高め、それを土台とし、その土台の上に様々な経験を通して感じ取ったものを
積み上げていくんですね。
ここでもう一つ、私が危惧するのが、「多様性」という言葉です。
最近、世の中でこの言葉を耳にする機会がふえましたが、この保育指針に当てはめて考えると、
場合によっては、都合のいい言葉になりかねないと思うんです。
「10の姿」や保育指針の示す、「芯」の部分や「本質」の部分を理解せずに、そもそもの目的や真意を理解せずに、
受け取り方も人それぞれ、「多様性」を、、、となってしまうとかなり問題だと思うんです。
「芯」や「本質」を理解し、目的・真意を見据えて、そこに向かって色々なアプローチをしていく。
これが、本来の「多様性」ではないでしょうか??
少し難しい話かもしれませんが、ぜひみなさんの意見を聞かせてください!!
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北娘OG (木曜日, 08 7月 2021 08:16)
娘に障害があることがわかったのは、かっちゃんが担任をしてくれている時でした。
今ではその通りだ。と、思いますが。。。受け止めきれなくて強がる母に「育たない子どもは居ないよ!大丈夫!」と言ってにこやかに去って行ったのは忘れられません笑
理解力が乏しくても伝わるように工夫してくれたり、苦手な事が多くてもなんとか楽しんで参加できるようにと、いろいろと配慮していただいたおかげで保育の中でいろんな経験をさせて貰えました。
親も本人も「どうせできない」と諦めかけても先生たちは子どもの可能性を信じ、励まして頑張らせ、克服できたことは沢山あります。
「指針」とか「あるべき姿」とかも大事なのは理解できますが、目の前の子どもに向き合ってそれぞれの個性を理解して対応を考えてくださる先生方に保育して貰えた娘は本当に恵まれていたのだなぁと今更ながら感謝しています。
ブログ主 (木曜日, 08 7月 2021 09:05)
北娘OGさん コメントありがとうございます!!
私そんなにさわやかでかっこいい感じで去っていきました?(笑)
私たちの仕事は、それぞれの個性、それこそ多様性ですね。それを受け止め、子どもにとってのベストを考えていくことが大切だと思っています。
時には、間違えてしまうことや、負担をかけてしまうこともあるかもしれませんが、それをも一つの成長のプロセスとして捉えて、保育士自身も子どもとともに成長していくことが重要だと思います。
そんな保育士、環境、考え方、教育がもっともっと社会の中に広がっていくといいなぁと思います。
「感謝しています」の言葉、とても励まされます!!