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子育ち論68

保育現場での保育の形の、大きく分類できる考え方として、自由保育と一斉保育があります。今回の子育ち論では、この二つのアプローチ方法の違いと、メリット・デメリットをお伝えしていこうと思います。私の勤めていた大泉町の町立保育園では、自由保育が基本です。そこに、リズムや歌の会、誕生会や制作、お泊り保育の取り組みなどの一斉保育が入ってくるイメージです。全て完全に自由保育をする保育現場もあるようです。自由保育は、その日の子どもたちの姿や環境などによって活動を決めていきます。決まったカリキュラムがないので、子どもたちの考えや姿、興味・関心に合わせてサポートしていくことができ、子どもを中心とした保育ができます。一方で一斉保育は、設定保育とも言われ、保育者があらかじめ目的や目標を設定し、それに沿った活動を計画(指導案)しておきます。子どもたちはその指導案に従い、活動を展開していきます。子どもたちが一斉に、同じ活動に取り組む保育です。つづく。。。