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子育ち論70

自由保育とは、子どもたちの主体性を尊重し、自由な環境をなかで子どもたちの遊びを中心とした生活を保障してあげる保育です。近年においては、子どもたちを中心とした自由保育を実践していくように考えることが保育者や保育現場に求められています。メリットとしては、想像力・創造力や主体性を育むことができます。カリキュラムが無く、子どもたちが自由に活動できるため、友だち同士のコミュニケーションも多くなりますし、自分で「考え」「答え」を探し行動していくように、能動的にイキイキと子どもらしく活動できます。「自己決定」につながる経験が多くなるのもポイントですね。それから、子どもたちが何に興味・関心を抱いているか気づきやすくなります。そのためには、保育者の目配り・気配りと、子どもたちの姿をキャッチするアンテナが重要になります。デメリットとしては、遊びや活動に偏りが生まれやすくなります。子どもたちは、自分の苦手な事や嫌いな物には取り組まなくなったり、好きな遊びしかせず、色々な経験をする機会が少なくなってしまいます。それから、保育者が気をつけないと放任保育になってしまいます。子ども同士のトラブルも起きやすいです。子どもたちを放置せず、偏りや大きなトラブルが起きないように関わっていくことが重要です。