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極度の・・・4

妻は買い物へ行き、恐怖と不安に襲われ続けている私と、訳が分からず不安な息子は狭い車中に。私は襲いかかる恐怖に必死に耐えていました。もう全身汗冷でビショビショです。しかし、しばらくすると息子も飽きてきますし、私も、どうしても目を開けなければいけない状況になります。恐る恐る目を開け、「こんな時ばかりは仕方がない」とスマホを息子に渡しました。そして再び目を閉じうずくまります。するとその時、急に大きく揺れ始めたんです。ビル全体が大きく揺れています。揺れを感じた瞬間、反射的に目を開けると、あろうことか車も後方のフェンスに向かって動き出しているんです!!このままではフェンスを突き破り落下してしまいます。それと同時に目に飛び込んできた光景。それは、何事もなく笑顔で過ごす車外にいる他のお客さんたちの姿。わかりますか?幻覚です。つづく。。。