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意見が違っても仲良しでいい

私は授業の中で、学生さんたちにディベートをしてもらいます。実際に保育現場で起こったことをトピックとして、肯定派・否定派に分かれてお互いに保育観をぶつけ合います。なぜそんなことをするのか?答えは簡単で、保育現場に出たらその繰り返しだし、その作業をしていかないと、保育の質は磨かれて行かないから。授業の中では、勝敗はつけることはせず、「否定や論破するためにやるんじゃないよ!」と、しつこいくらい確認します。人間は大人になるにつれて、意見が違う人間を排除しようとしたり仲たがいしてしまったり・・・。でも本当はみんな意見は違ってよくて、その上で現在目の前にいる子どもたちに何が必要か?何がベターか?を考えていけばいい。保育士というのは専門性の高い仕事が故に、経験や実績から「大人が筋道をつくってしまう」ことも多い。だからこそ、一人一人が自分の考え・保育観を持ち、常に内省し振り返りを行い、意見を交換し、現在の子どもたちを捉えて、ベターを模索していく。そうすることで、保育が磨かれていくのだと。。。学生さんたち、どうか自分の保育観を見失わず、相手の意見も受け止め、常に「子どもたちのために」アップデートしていける、そんな保育者となってください。。。